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ジェーン・グドール博士が五井平和賞を受賞
2024年11月30日に行われた五井平和財団フォーラム「PEACE TO PEACE」。設立25周年という記念すべき年に、ジェーン・グドール博士が五井平和賞を受賞しました。五井平和賞受賞者の受賞記念講演、五井平和賞受賞者を交えたダイアログセッションを中心に据えたプログラムで構成され、各国駐日大使、各界リーダーなど1000人以上の方々が集う大規模なイベントでした。
受賞に伴い、オンラインでメッセージを寄せたジェーン博士は、「私たちは今第六の大絶滅の真っ只中にいます。私たち人間も自然界の一部であり、食料や水、空気、あらゆるものに依存していることを全ての人が理解することが重要です。それぞれが役割を担っています。多くの生物種が失われると生態系は崩壊します。私たち人類でさえ、絶滅を免れることはできないのです。しかし、希望を失ってはいけません。時間をかけて多少の手助けをすれば、自然は回復力を持っています。私たちの知性は、より良い世界を創造するという目的に向かっています。若者たち問題を理解し、行動を起こす力を与えられた時の決意とエネルギーは私に勇気と希望を与えてくれるのです」などと話し、最後に「このような賞をいただき。大変光栄です。本当にありがとうございました」とお礼の言葉を述べました。
その後、ジェーン博士と親しいハフサット・アビオラ=コステロ氏(ウィメン・イン・アフリカ・イニシアティブ代表、2016年度五井平和賞受賞者)や、ニップン・メータ氏(サービススペース創設者、2019年度五井平和賞受賞者)、資生堂の取締役 代表執行役 会長 CEOの魚谷雅彦氏らが基調講演やダイアログに登壇し、非常に濃密な時間でした。
このような貴重な機会をいただき、Jane Goodall Institute Japan一同より、お礼申し上げます。